xchange communicatio summer 2016 vol.132

事業創造のリアリティ 想いから創造へ

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多くの日本企業が、変革やイノベーションの重要性を認識しながらも、現状のやり方から 抜け出せず、思うような成果が出ないという問題に直面しています。ウィリアム・アバナシーが 唱えた「生産性のジレンマ」という言葉があります。それは、製品開発において標準化された デザインへの投資が進むことが、逆にまったく新しいデザインの創造を妨げてしまうことか ら見出されたもので、新たな型を創りだすことと、見つけた型を磨き込むことは、技術的にみ て相容れない努力を企業に求める*と言われています。私達は、見つけた型を磨き込むよう なやり方で、新たな型を創り出そうとしてはいないでしょうか。

一方で、既存事業を守りながら新たな事業を創造する、その困難を乗り越えて成長を続け る組織が存在します。そのような組織には、どのような特性があるのでしょうか。また、どのよ うな人材がそれを可能にしているのでしょうか。今号では、個と組織の観点から考えること を試みました。

「探求」コーナーでは「職域侵犯のマネジメント」と題して創造的な成果を求める組織のあ り方についての考察を、「実践」コーナーでは「新規事業への挑戦を成功に導いた戦略・人 材・組織」についてのインタビューを取り上げています。「共想知創」コーナーでは「人材育成 を入口としたオープンイノベーションの試み」について、「エッセイ」コーナーでは「独立採算 で養殖研究を行う近畿大学水産研究所の挑戦」についてご紹介します。

*琴坂将広「企業は創造性と生産性を両立できるか」DHBR2014.11

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